教えるのはこの私


徳重 安枝(Yasue Tokushige)

管理栄養士
1971年生まれ

管理栄養士。杉並区学校栄養士、プロスポーツ選手や肥満患者への栄養指導、管理栄養士国家試験講座の講師、フードライターなどを経験し、現在は「Clad-Kitchen」を主宰。料理教室の講師、執筆、講演などを行う。長女の出産を機に親子向けの食の教室「ベジスタ」を立ち上げた。

Information

ベジスタ★Midoriせんせい

今回は趣向を変えて、ベジスタ先生のひとり、Midori先生はどんな思いでベジスタ活動をしているのかを尋ねてみました♪

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ベジスタのイベントがある1週間くらい前から、どういう話をしようか頭の中でいろんなことを考えます。

食材の名前は分かるかな?嫌いなお野菜はないかな?包丁は持てるのかな?
お料理以外にも、好きなキャラクターは何かな?どれくらいの時間話が聞けるのかな?などなど‥

参加するお子さんの年齢が分かっている場合、がんばって私もその年齢まで戻ってみます。
さすがに3歳頃の自分の記憶はなくなっているので、我が子が3歳の時のことを思い出したり、母親目線で考えてみたりします。
そして対象年齢に合わせて、ある程度の予測をたてて当日のデモンストレーションに臨みます。

イベント当日は、予測どおりの反応があったり、いい意味で誤算があったりします。
例えば‥‥
ピーマン嫌いな子に、「自分で細か~くみじん切りにして、ドライカレーに入れようね。」と伝えた後、おいしそうにドライカレーを食べているところを見ると、作戦成功!なんて思います。
他にも、「○○ちゃんが食べてるから私も食べる」と刺激しあったり、「○○ちゃん先に使って」と譲りあったり、予測以上にうれしい言葉が聞けたりもします。
また、対象年齢に合わせて準備する食材の絵本やクイズには、毎回興味を持ってもらえて私も一緒に楽しんでいます。

ベジスタに参加して「楽しかった!」と思ってもらえることが、私たちの目指す「食育」だと思っています。
参加してくれたお子様ひとりひとりに、「楽しかった!」ことが一つでも見つかるとうれしいです。

そのために私は、イベントに向けてまた頭の中でいろんなことを考えます。
考えているときは、もちろん子供に戻って。とっても楽しいです!!

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