産科クリニックの食事改革
ある産婦人科クリニックの食事を改善するというお仕事をいただきました。
調理スタッフの方々に意図した料理を作ってもらうためには焦りは禁物。かといってこのお仕事の期間が限定されているため、あまりのんびりもしていられません。
産科は、患者さんといってもその殆どが健康そのものなので、しっかり食べてしっかり体力をつけてもらいたい方々です。
したがって、臨床栄養として考慮すべきは血圧が高いかたの減塩食を作ることぐらいで、いかにも病院っぽい食事ではなく、しっかり栄養は管理されつつも楽しく食べてもらえるような食事を採用できるという、ある意味やりがいのあるお仕事です。
最近では、厨房の仕事は専門の業者さんにまるごと委託する病院も多く、そのなかでも産科となると食器やカトラリー類にも質の良いものが使用され、料理そのものも豪華。 病院というよりは外食のようです。献立も衛生管理もすべて業者にお任せです。
(栄養管理されていな場合もあるようです)
ちなみに画像は、私が4年ほどまえに長女を出産した病院の食事。「祝い膳」など必要ないくらい毎日がごちそうでした。
この病院も委託業者が厨房に入っていたのですが、いま私がやろうとしているのは、クリニック独自で献立・調理を行うもの。
しっかり栄養が管理でき、患者さんや看護師さんたちの声を食事に反映しやすく、急な食数の変更にも対応できるというメリットがあります。
どこまで理想に近づけることができるか未知ですが、やれるだけのことはやりたいと思っています。